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白を厭い、白に憧がる【ONE PIECE】

第5章 白銀


「あぁ!キャプテンきた〜!!キャプテ〜ン!!!」


ペンギンとシャチが半泣きでローに抱きつこうとして、華麗にかわされて、雪に突っ込んだ。


「冷たっっ!なんでキャプテン避けるんですか!」

「俺達、あの婆さんにこき使われて大変だったのに!!」

「婆さんだって!?あたしゃまだピチピチの136歳さ!!」

『え、嘘…』

「…冗談だろ………。」




その衝撃発言にローも私も驚きを隠せない。
え?人ってそんなに生きてられるものだっけ?しかもあんな元気で。



「お、小娘、来たね。」


とても136歳とは思えない身体のドクトリーヌ。
サングラスを上げてニヤリと笑う。
反射的に身震いをした、、、のは、ベポも同じだ。


『ベポ、ありがとう。もう大丈夫。
…ドクトリーヌ。さっきは失礼なことをしてすみません。
大切な治療室、貸していただきありがとうございます。
お金はお支払いしますので、ご迷惑かと思いますが、何卒、よろしくお願いします。』

「ヒッヒッ、金ならいらないよ。アタシのただの興味さ。
この歳になると初めて見る病は中々ないからね。楽しみだ。」

『あ、、そう、ですか。』



この病気を楽しみって、、興味があるって、、そんな風に考える医者がこの世に居たんだ。



「さぁ、時間が惜しい。入りな!」



私達はドクトリーヌの家?らしき木の幹の中に入る。



「…ほう。こりゃ凄いな。」

「だろう?足りないものはあるかい?」

「いや、十分だ。…それにしても、こんな数の薬の種類、一体どうやって準備した。テメェ1人で。」

「なんだい?若さの秘訣かい?」

「「「いや聞いてねぇよ!!!」」」

「『…』」

「ヒッヒッヒ、何、優秀な助手がいてね。手伝わせたのさ。」



薬のこととかも詳しくはわからないけど、壁いっぱいの引き出しや棚、更には天井まで薬草?が吊り下がっていて、沢山あるのだけはわかる。
ローがここまで言うんだ。きっと通常ではあり得ないくらい多いのだろう。
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