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【沖矢昴・安室透夢】 Madeira〜琥珀色の姫君〜

第10章 それぞれの陰謀





「…似合わねぇ服を着るのはやめろ」



ジンはマティーニの入ったグラスに手を伸ばすと、

ベルモットのドレスにかける。



「ちょっと…!」



胸元のシミは黒く染まり、

マティーニのハーブの香りとベルモットがまとう香水の香りが混ざった時、

クラクラとするような官能的な匂いが鼻をつく。




「どうせすぐ脱ぐんだ…行くぞ」




タバコを床に落として踏みつけると、

2人は部屋を出ていった。







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