• テキストサイズ

【沖矢昴・安室透夢】 Madeira〜琥珀色の姫君〜

第9章 渡さない*




「仰向けになれますか?」



もぞもぞと言われた通りにすると、

汗で冷え切ったキャミソールが背中に当たり一瞬驚く。



「んっ…」


「汗でびっしょりですね。このままでは風邪をひいてしまいますよ」



そよ香の着ていたブラウスのボタンを一つずつ外していく。




「あ、安室さん…?やめ……っ!!」




先ほどから熱い吐息を漏らすそよ香の唇に

安室は口付けた。



「んん…!」



抵抗しようとしても

左手は押さえつけられてしまい、

右手はボタンを外し続ける安室の手にかけるが

力の入らないそれはもはや添えているだけだった。



「口、開けてください…」



せめてもの抵抗と、

口をぎゅっと閉じて頭を横に振るが

安室の膝がそよ香の太ももの間に滑り込み

ショーツ越しにグッとあてがわれると

嬌声とともにあっけなく口元が緩んだ。




「あ…っ!」




その隙をついて安室の舌先が容赦なくそよ香の口内を犯す。



「んん!…んっ、ふ…」




沖矢とは違う、少し厚みのある舌が

そよ香の小さな口に無理やり押し込まれた。

口の端から唾液が流れようが、気にも留めずに

安室は絡まる舌を離そうとはしない。



/ 272ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp