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【沖矢昴・安室透夢】 Madeira〜琥珀色の姫君〜

第7章 パフォーマンス




「その映画観たよ!主人公のFBI捜査官、めっちゃかっこよかった!

黒いニット帽に、黒シャツ、黒のライダースジャケット…

凄く似合ってた~!

私、あの死体すり替えトリックのところ観ててドキドキしちゃったよ!」


「そうですよね~!!私もあのシーン好きです!」



小五郎の存在も忘れて、二人はキャーキャー盛り上がっている。



「メシくらい静かに食えっ」



ったく、女は一人でもうるせーってのに…

ぶつくさ文句を言いながら

小五郎は再び缶ビールに手を伸ばした。
















「来葉峠…赤井さんが殺されたあの場所に?」


「えぇ、何か引っかかるのよ…」



全く明かりのない、

普通車がすれ違うのにも苦労するような細い山道を

自動車のライトだけを頼りに登っていく。

ガードレールの向こう側は断崖絶壁。

まるで地獄の入り口のような暗闇が広がっていた。



(楠田が頭を打ちぬいて拳銃自殺をしたことが

奴らに知られた時のコナン君のあの表情…

絶対に何かあるわ…)



ジョディは赤井の死に疑問を抱き、

キャメルの運転で来葉峠を目指していた。



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