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【沖矢昴・安室透夢】 Madeira〜琥珀色の姫君〜

第1章 点と点





(最近安室さん大人しいんだよな…

そよ香さんから何か聞ければって思ったんだけど…

そもそもなんでミステリートレインから帰ってきて

あんな平然とポアロに戻ってこれたんだ?

まだ何か灰原について握ってるモンでもあんのか…?)



「ちょっとコナンくーん?ご飯の準備手伝ってくれる?」


制服にエプロンをかけた蘭がコナンを呼んだ。


「あ、はーい」














小五郎と領収書や帳簿の話を終えると

すっかり日が落ちて真っ暗になってしまっていた。



「…わっもうこんな時間!

では、私はこれで…」


「そよ香ちゃんも一緒にメシ食ってきゃ良いじゃねぇか

なぁ、蘭!」

「うん、そのつもりでもう4人分ご飯作っちゃったし」

「そうだよ、僕そよ香さんとお話ししたいなー」



コナンが珍しく引き止めてくる。

最近安室のことを知りたがってるからその話だろう。


察しはついたが、そよ香はつい2時間ほど前に

遅めの昼食を取ったばかりだ。



「え、ウソ!ごめん、蘭ちゃん!

実は待ってる間にポアロでちょっと食べちゃったんだ。

また今度でもいいかな?

コナン君もごめんねまたお話ししようね」



そう言うとビジネスバッグを手に取り

出口に向かう。

蘭とコナンが残念そうに見送った。



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