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【忍たま】男性恐怖症なくのたまと【R18】

第3章 七松小平太


「さっきも言ったが、私は女性の扱いはわからなくてな…皆からは俺達とは違うから優しくしろ!なんて言われたんだが…どうすればいい?」
『え、えぇ…どうすればいいと言われましても…』

私とて男性との接触は避けてきた身だ。扱いなんてわからないし、どう相手してもらえばいいのかもわからない…

優しくしろ…か。言うとすれば中在家先輩か善法寺先輩辺りだろうか…私は体力は多少あれど、七松先輩には流石についていけないし言ってもらえたのはありがたい…。すでにもう半分くらい体力を削ぎ落とされた気分ではあるけれど…

「ふむ…昨日の鉢屋三郎とはどんな事をしたのだ?」
『どんな…えぇっと…少し遠く離れた山まで行って、慣れるためにまずは手を合わせたり、握手したり…それからひざにすわ………っ』
「?どうかしたのか?」
『いっ、いえ…なんでも…ない、です…』

昨日の情事を思い出して途端に黙り込んだ私を心配してか、顔を覗き込むように近づく先輩に思わず声が上擦ってしまう

そうだ…昨日はあの人と「色」をしたのだ…こんなもの言えるはずがない…房中術や色の勉強は座学でしかしていなくて昨日始めてやってしまって…

思い出すだけで恥ずかしくなる…顔が熱い

「うーん…とりあえず昨日と同じことをしてみるか!慣れは必要だからな!行くぞ!いけいけどんどーん!」
『えっ、ええええぇぇ…』

グイッ、と力強く手首を引っ張られ、抵抗もできないまま走り出される。や、やっぱり男の人怖いよぉ………
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