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鏡の国で魔法にかけられて…‧*˚✩︎‧₊˚【ツイステ】

第5章 レオナ 獅子様は仔猫を溺愛中꙳✧˖°⌖꙳


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「んっ…」
あのまましばらく寝てしまったようだ。
心地いい微睡みに誘われてまた瞳を閉じる。

ギィィィ…
その時、誰かがドアを開ける音がして眠気が覚めていく。

グリムかな?
いや今は授業中のはずだし…。
誰かがベッドに腰かけた重みでギシっとベットが軋む。

私はハッとする。
この匂い…!
変身薬で仮にも肉食動物と化した私は五感がいつも以上に冴え渡っている。
私は頭からすっぽりと被った布団を中で強くぎゅっと握る。

「おい?この俺様から逃げるなんて100年早いんだよ?」
意中の人の低い声がいつも以上に耳に響いて、胸がどきどきと騒ぎ始める。

「レっ…レオナ先輩…。今日は会えないってメッセージ送りました」
「あ"ぁ?お前に拒否権なんてあるわけねぇだろ?」
「今は…本当にだめなんですっ!」
「お前いつまでそんな布団被ってんだよ?出てこい!」
「嫌ですっ…明日っ!明日ちゃんと説明しますからっ!ねっ?」
「ちっ…もういい。」
「あっ…先輩…ごめんなさい」
怒らせてしまった…。
潤み始める瞳をごしごしと擦って、先輩の遠くなる足音に耳を傾ける。

「キングス・ロアー!(王者の咆哮)」
「えっ!?」
先輩の足音が再び大きくなった瞬間、先輩は私が被っていた布団を砂に変えてしまい、吹き付けた風で跡形もなく消してしまった。

「お前っ…」
「うぅ…みっ…見ないで」
先輩は私に近づき顎をぐっと持ち上げ、まじまじと観察すると耳に触れる。

「猫?いや…仔ライオンか…。くくっ…予想以上だったな。」
「ひゃ…んっ…あぁっ」
意地悪に微笑んだ先輩に敏感な耳元を撫でられ、ふいに出てしまった声を抑えるように口をがばっと塞ぐ。

「いい声だなぁ?もっと聞かせろよ?」
「やっ…!先輩…!だから先輩には知られちゃだめだって思っ…あっ!ああっ…」
先輩はにゅるっと耳に舌を這わせながら、強く吸い付いたり、甘噛みを繰り返す。
甘美な快感にびくびくと身体は震え、全身の力が抜けていく。

「俺様に隠し事なんて許されるわけねぇだろ?」
「あっ…やぁっ…ごめんなさっ…ひゃっ!」
先輩は私のズボンに手を入れると尻尾の付け根を指でぐっと強く押さえる。
未知の快感に目の前にちかちかと星が飛んだ。
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