鏡の国で魔法にかけられて…‧*˚✩︎‧₊˚【ツイステ】
第4章 イデア #尊い君#沼な僕꙳✧˖°⌖꙳
そして今日。
僕は今、中庭で莉冬氏の姿を木の陰から見つめている。
そこにはハーツラビュル寮生が集まっていた。
リドルくんまたウギってる…草不可避。
うわー。同じクラスのパリピは今日も写メ撮りまくりじゃん。引くわぁ…。
莉冬氏って本当あの一年の二人と仲良しだな…嫌だな…。かっ…肩なんて組んだりして…!?うぅ…距離近い…拙者のSAN値が削られてく…。
「ファッ!?」
莉冬氏に気付かれた!!え?今俺に手振った!?俺に手振って微笑んでる!!やばいやばいやばいマジ尊い…。え!えぇ!?こっち来る!!
「シュラウド先輩こんにちは」
「あっ…莉冬氏…。こ…こんにちは」
「お散歩ですか?」
「う…うん…。お散…っ!」
「イデアくーん♪イデア君が外出てるなんて珍しいね!マジカメあげちゃおっ!」
「う"っ…」
出た!パリピ!!うわ…写真撮られた!…でもでも莉冬氏が写ってるなら…加工アプリでパリピだけ編集で消してタブレットの待受にしちゃおかな…莉冬氏とツーショット…ぐひひっ…!
「おーい!莉冬!何してんだよ?」
「イデア先輩?こんなところで何してるんですか?」
「あっ…うっ…あの…」
ひぃぃ…!!人がいっぱい集まってきた!嫌でござる〜!やばいやばい…こわぃぃ!!
「シュラウド先輩っ!授業の準備に行きましょう?」
その時莉冬氏が僕の手を握って走り出す。
「えっ?えぇ…っ!?」
なになにこの展開!?よく乙女ゲーで見る展開!!拙者莉冬氏に連れ去られちゃうの!?そんなの…幸せすぎて無理しんどい。
「はぁ…はぁ。ここなら誰もいませんね」
「えっ?あっ…なん…で?こんなところに?」
「何となく先輩は人が多いところ苦手なのかなぁって思って…。それにここだと先輩と二人でゆっくりお話できますし。」
「ファッ!?えっ…?ぼっ…僕と二人で…お話?」
「はい!僕先輩ともっと仲良くなりたいです。」
惚れてまうやろー!マジ天使!えっ!?何この子!?拙者の事好きなの!?いやいや。ないないない。こんな可愛い子が拙者を好きな訳ない。ん?と言うか莉冬氏男だし!!BLktkr…まぁ…拙者は大歓迎だけど…。