第18章 休日と音柱 *
【実弥side】
こいつ…
…触っても起きないんじゃねえか?
とても小さな疑問が、波打つように大きく広がっていく。
ノブの体の上から回している手を、ゆっくりと動かし、一つの膨らみの上に乗せる。
そのままの状態で様子を見るが、先程と変わったところはない。
少しだけ指に力を入れると、膨らみの形が少しだけ変わる。だけど、ノブの呼吸は変わらず、全く気づいてもいないのだろう。
女ってこんなもんなのかァ?こんなに無防備に男と寝れるもんなのかァ。
そう思ったが、違うと頭を切り替える。
いや、ノブだからだ。ノブがおかしい。
少しは思い知らせてやるかァ。
指の力を弱め、ゆっくりと膨らみから離したその手は、今度はゆっくりと浴衣の中に入り込ませれば、すぐに膨らみに当たる。ツンと触っただけなのに、柔らかさが全く別次元だった。
そのままゆっくりと手を入り込ませる。膨らみ全体を優しく触る。ふわふわとした柔らかさと、小さな一つの突起の感触が、手に広がる。
すげえ気持ちがいい。
胸を触るのは初めてではない。遊女としたときだって触ったが、こんなものだっただろうか?
ふわふわとした柔らかい感触だっただろうか?
全ての感覚が手に集中し、柔らかさを堪能する。
ふにふにと指先に少しだけ力を入れてみるが、ノブは全く起きる気配はない。
指先から手全体で、優しく触る。
ふわふわとした柔らかさに手全体が埋もれる。
気持ちがいい。
全く起きる気配はないノブを余所に、段々と好き勝手に弄び始める。
最初はふにふにと触っていただけだった。少々激しく触っても起きる気配はないないので、気にしながら触る方が馬鹿らしくなってきた。
人差し指で突起をくるくると触ったり、親指とでくりくりすると、硬くなり主張してきた。
それをまたくりくりと触ったり、膨らみ全体を触ったりと、柔らかさを堪能する。
ああ、やばい。下半身に熱が籠ってきた。
硬くなってきたモノをノブの尻の辺りに押しつける。弾力のある柔らかさが違う刺激となり、更に硬くなってしまう。