第18章 休日と音柱 *
ゆっくりと喉の奥まで深く深く咥え込み、その後は先端部分まで上下に動かす。
最初は本当にゆっくりと。そして、少しずつ速くしていく。
硬くガチガチになってこれ以上は大きくならないと主張していたのに、速さをます度に質量が増し、更に硬くなる。
「…ハァッ…クッ……ハァッ…」
それと共に、漏れ出る声も増えている。
私がこの状態にしているのだと思うと、私自身の下半身も熱を帯びる。
実弥さんの吐息とくちゅくちゅという厭らしい水音だけが、部屋の中を支配する。
途中先端部分だけを強く吸い上げると、体が大きく揺れる。
「ンッ!ハァッハァッハァ…それはやめろォ」
どうも刺激が強かったようだ。
「ふふ。ごめんなさい。実弥さん、可愛いすぎです」
先端部分に口づけをした状態で、話しかける。
「男に可愛いとか言うんじゃねえッ」
「だって…ねぇ」
そう言うと、また先端部分だけを強く吸い上げる。先程より長く、何度もだ。
「アッ!ハァッハァッハァッ…クッ…や、やめろォ」
「こっちは正直ですよ。ガチガチです。あまりするとあとが怖いので、これくらいにしときます」
そう言い実弥さんに笑いかけると、また深く咥え込み。そしてゆっくりと上下させる。
「…ハァハァッ……クッ……」
徐々に動きを速めれば、それと共に漏れ出る声も余裕がなくなってくる。
「ハァッハァ…クッ…ハァッ……」
喉の奥まで深く咥え込み、何度も何度も上下させる。硬くなったモノが質量を増してきた。そろそろかも、そう思っていた。
「クッ…ヤバいッ…ノブ、出るッ!離せッ!」
頭を少しだけ押されるが、今回も何とか抵抗し咥えたままでいれば、ドクドクと口の中に生暖かいものが吐き出される。
「ハァッ…ハァッ」
達した余韻を処理しようとしているのか、それとも達した感覚に悶えているのか、目は閉じたまま眉間に皺を寄せている。ゆっくりと息を整えるかのように、何度も吐息が漏れる。
普段絶対に見ることのない官能的な表情に、自分自身の下半身がまた疼く。
ゆっくりと上下させれば、何度か体をビクリとさせながら、吐き出される。
一度出しているのに、まだこんなに出るとは…若いってすごい。