第18章 休日と音柱　＊

一度出した後は、物足りないだろうと思う程度の刺激を与え続けていた。

それでも、実すぐにガチガチに硬くなったし、反り上がっている。やっぱり若いんだろうなぁって思ってしまう。

気持ちいいか聞くけど、案の定答えはなくて。

これだけ体が反応してくれているから、気持ちいいのだろうとは思う。嫌だったら力ずくでも止めさせるだろうし。
そんな質問をしたあとでも、そのまま私の好きなようにさせてくれてるのだから、やっぱり嫌じゃないのだろうと、自己完結する。

ゆるゆると好きなように舐めながら、先端部分を触るとぬるぬるとした液体が溢れていた。
今度はそれを指先に絡めながら、円を描くように撫で回す。透明な液体が簡潔油の役割をしてくれ、スムーズに動く。

「…フゥッ…ハァッハァ……」

段々と漏れ出る声が増えてきた。自分のせいで気持ちよくなってくれていると思うと、胸の奥が温かくなり、ギュッと締め付けられる。

舐めるのをやめ、少しだけ顔をあげる。
片手は包み込み、片手は先端部分をぬるぬると触ったままだ。
実弥さんの顔は少しだけ赤らみ、刺激に悶えている顔は艶かしい。少しだけ空いた口からはハァッと刺激を何とか逃がすように声が漏れ出る。

何て艶かしくて、厭らしいのだろう。
何度見ても飽きない。
そんな姿を見て、私の下半身もじぃんと疼く。

「はぁ」

「どうしたァ？」

「幸せだなって」

「ハァ？この状況でなぜそう思う？」

「えっ？こんな状況だから、私は幸せなんですよ。気にしないでください。独り言ですから」

そう言うと、カプリとモノにかぶりつく。

「アッ…」

ちょうど話そうとし始めていた所に、モノを咥えた刺激がちょうどタイミング良く合わさったようで、初めて実弥さんの声が漏れる。
実弥さんを見れば、実弥さん自身も驚いたのか、顔を背けて、左腕で口元を押さえている。顔全体が見えないが、かなり恥ずかしそうだ。

嬉しくなり、深く深く咥え混む。口の奥深くに実弥さんの硬くなったモノが当たる。

「ハァッ…クッ…」

喉の奥深くまで咥え混むと気持ちいいようで、漏れ出る声が増える。