第18章 休日と音柱 *
「ハァッ。理由を聞いても全く分からねぇ。本当にお前何者だァ」
「えっ?何者と言われても…私は私です。もう、このまま話しても平行線な気がしますから、深く考えないようにしましょ。ほら、この子は早くして欲しいって、言ってますから。正直でしょ。だから可愛いんです」
硬くなった実弥さんのモノの先端からは既にヌルヌルとした透明の液体が出ている。ゆっくりと指先で絡めとり、先端部分をくるくると擦る。反対の手はしっかりと上下させたままだ。
「…」
実弥さんは、気まずいのか、顔を背けて無言を貫く。
そんな所もやっぱり可愛い。
そのまま上下の動きを続けると、ガチガチに硬くなる。
「やっぱり元気だね」
ボソリと呟きながら、透明な液で光る先端部分をチロリと舐める。
少しだけ実弥さんがビクッとなる。
ゆっくりと、そして、何度も先端部分だけをチロチロと舐める。ガチガチになったモノは物足りないのだろう。苦しそうに透明の液を出し続ける。
少しずつ上下の動きを速めるが、硬くなったモノを咥えることなく、先端部分をチロチロと舐め続ける。
「…クッ……ハァッ…」
少しだけ実弥さんからも吐息とともに声が漏れる。チラッと実弥さんを見れば、刺激をどうにかしようと抗っているのだろう。顔は苦痛に歪んでいるが、頬が少しだけ赤らんでおり、少しだけ開いた口から漏れる声は艶かしい。
「…ッ!おいッ。見るなァ」
苦悶の表情の艶かしい実弥さんに目が離せず、凝視してしまっていたようで、流石に気づかれてしまった。
実弥さんの顔が背けられ、それと同じくして左手で顔を下に向けられる。
「はぁい」
一応返事をする。でも、実弥さんのこんな姿はなかなか見れないので、またチラチラと見ることにしよう。
そう思いながら、また更に上下に両手を動かしながら、先端部分だけをチロチロと舐め続ける。
「…ッ。…ハァッ…」
ガチガチに硬くなったモノは、天井を衝くかのように反り立つ。先端部分からはトロトロと我慢しきれないとばかりに出てくる。