第18章 休日と音柱 *
そろりと実弥さんに近寄り、実弥さんの大腿にゆっくり手を伸ばす。
ここで止められたら諦めよう。
そう思いながら、ゆっくりと手を伸ばす。
だけど、実弥さんから止められる事はなく、そのまま大腿に手が届いた。顔を上げ実弥さんを見たが、顔は背けられていて、視線が合わさる事はない。
クスッと笑いながら視線を戻す。
ゆっくりと浴衣の上から大腿を撫でる。何度も撫でても、実弥さんはもう何も言う事はなかった。
膝の辺りから、ゆっくりと浴衣の下に手を入れ、また大腿を撫でる。
浴衣の上からと違って、直に肌を触ると気持ちがいい。ゆっくりと大腿を撫で、そのままゆっくりと秘部へと手を進める。
褌の上から柔らかな膨らみをゆっくり撫でる。何度か撫でただけで、実弥さんのモノは主張し始める。
「すごいキツそう」
褌の上からでも分かるくらい主張したモノを、ゆっくりと撫でながら呟く。
褌を少しずらすと、しっかりと硬くなった実弥さんのモノがすぐに顔を出す。
ぷるんと言う効果音が聞こえるんじゃないかと思う位の勢いだ。
「ふふ。久しぶり。相変わらず元気だね」
硬くなった竿を両手で包み、声をかける。
「何でそこに話しかける?」
顔を上げれば、実弥さんは呆れた顔をしている。
「だって実弥さんの息子ですよね?」
「息子ォ?」
「他に何て言えばいいか分からないし。大事な部分ですし」
それに、直接的に言うのも何だか恥ずかしいのも事実だ。
「やっぱりお前はよく分からねぇ」
「まぁ気にしないで下さい。あ、そうだ。ごめんね、ちょっとだけ」
そう言って、ゆっくりと先端部分に口づけをする。
「何してるんだァ?」
訝しげな声が上から降ってくる。ゆっくりと口を離し、顔を上げれば、見下ろしている実弥さんと目が合う。
「上書き保存です」
「ハァッ?」
実弥さんの眉間にかなりの皺が寄っている。