第10章 秘密 *
先端部分は、我慢汁でトロトロだった。
それを飲むかのように、先端部分だけを咥えチュウッと吸い上げる。
「…ンンッ!」
ビクッと大きく体が跳ね上がり、体が少し後ろに仰け反る。そして同時に今までで一番大きな声が漏れる。
「…ハァッハァッ………おいッ、何だ今のはッ……」
「ん~~?」
実弥さんのモノを咥えたまま、わざとらしく、さぁ?と言ってみる。伝わったかどうかは分からないが、まぁいいだろう。
何でもいいのだ、気持ちよくなってくれれば。
先端部分を吸い上げたまま、舌の先で穴の部分をチロチロと舐める。
「……クッ…」
そのままゆっくりと先の方だけを上下させる。一度出したにも関わらず、もうガチガチに硬くなる。
一度口を離して、それを眺める。両手で包み込み、上下させながらだ。
硬く反り上がったモノは、赤黒く、今にも破裂しそうな位ガチガチに硬くなり、勃っていた。
それにしても、若いとこんなに元気だったっけ?もうずいぶんと前のことだ。覚えていない。
そう思うと、ふっと笑いが込み上げる。
これって、四十のおばちゃんが、自分の半分くらいの子を襲ってるよな。いけないよなぁ…。
そうは思いつつも、やめられるわけない。大好きな実弥さんのこんな姿はもうこの瞬間を逃したら、絶対に見られないのだ。
今は自分も若返ってるし…と自分で自分に言い訳をしてみる。
「…ノブ、どうしたァ、嫌になったかァ」
実弥さんが心配そうに、見ている。
いかん!変に気を使わせてしまってる。
「嫌になってないですよ。実弥さんのココ、すごいなぁと眺めてました」
「…やめろッ!」
「はい!」
何とかごまかせたかな、と思いつつ、また咥える。今度はゆっくりと深くまで上下させる。
大きく硬くなった実弥さんのモノは、私の口の中をかなりの質量で圧迫する。根本近くまでいくと、喉の奥への圧迫感はものすごい。先端部分がものすごい勢いで圧迫してくる。
「……クッ……ハァッ…………ンッ…………」
静かな部屋の中に、実弥さんの声が響く。
それに、唾液と透明な液体とが混ざって、上下させる度にくちゅくちゅと、厭らしく音が鳴る。