第16章 激励会
「・・・ならいいけどよ。・・・、お前、何でまだ木刀持ってんの?」
「不死川、お前もに稽古つけてやってくれ!」
「あぁ?何で?」
「よろしくお願いします!」
「・・・よくわからねぇが、ケガしても知らねぇぜ。」
状況はよくわからないが、仕方なしに不死川も木刀を持って来る。
「いいぜ。どっからでも来い」
ガキィッ!
「いいね。なかなか初動が速ぇし、打ちも意外と強ぇな。」
不死川の速い打ちをなんとか躱しながら、も技を出す。決定打が無いまま、しばらく打ち合う。
少しずつ不死川の速さにも慣れてきたので、連続で技を出してみた。全て躱して不死川が打ち返してきた。
ピュッ
「やべぇ」
不死川の木刀の先がの頬を掠り、頬から少し血が出てきた。慌てて不死川が近寄り傷を見る。
「おい、すまねぇ。大丈夫か?」
「大丈夫です。私も避け切れずすみません。」
「消毒してやるよ。ほら。手も出せ、マメもつぶれてんだろ?・・・・宇髄。俺が悪かったから殺気を出すな。すまん。」
「・・・で?不死川。と打ち合ってどうだったよ?すげーいい匂いするし、色っぽくなかったか?」