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気炎万丈【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】【R18】

第47章 あなたと一緒に


杏寿郎はまた大きく深呼吸をすると、繋いだ手をぎゅっと握りなおし、すこし真面目な顔になって言う。

「昨日はすまなかった。君に嫌な思いをさせてしまった。謝りたい。」

は微笑みながら首を横に振る。

「ううん。あなただけが悪いんじゃないと思う。私もちょっと余裕がなかったから、嫌な思いさせてたと思う。」

杏寿郎はそれを聞いてへなへなと眉尻を下げた。

「違うんだ。本当に君は悪くない。俺の・・・勝手なヤキモチだ。未熟者ですまない。宇髄に対して勝手に嫉妬していた。あと、誰か知らんが、君と初等部でよくいる黒髪の若い男にも。」

はちょっと驚いた顔になってから笑った。

「・・・杏寿郎、ヤキモチ焼いてくれるくらい私の事好きってことでしょ?・・・すっごく嬉しい。」

「でも、あなただけを愛してるから安心して。天元とも、田中君とも何もない。天元なんて雛鶴さんのお腹に二人目できたかもって。」

「二人目?」

「そう。つわりっぽいって。」

「二人目か・・。」

杏寿郎は体を起こしてに覆いかぶさる。そして首筋に顔を埋めてスンと匂いを嗅ぎ始めた。そしてちゅっちゅっとあちこちにキスを始める。

「ん?」

「次の子は何寿郎にするか?」

「ん??・・・ふふふ。あなたも二人目欲しいの?」

「俺は君との子なら何人でも欲しい。が、妊娠も出産も君に負担がかかるから、君が良ければだが・・・。」

「何人もって訳にはいかないけど、桜寿郎は可愛いし、あなたも可愛いから、後何人か家族が増えるのも楽しそうだね。」

「今、桜寿郎を先に言ったか?」

「もー。桜寿郎にもヤキモチ焼くの??」

「わははは。冗談だ。」

はこの人には敵わないと思いながらふと時計を見る。

「あ、5月10日になったよ。杏寿郎、お誕生日おめでとう。またいっぱい笑う歳にしようね。」

「。ありがとう。君と一緒ならずっと笑っていられる。ほら。キスをさせてくれ。」

「いいよ。・・・でも、5月10日は月曜だからね。」

「ん・・?あぁ、まぁ、君、1日くらい寝なくても大丈夫だろう?」

「・・・ふふふ。誕生日だから・・ま、いいか。」

「そうだ。さあ、。集中」




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