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気炎万丈【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】【R18】

第12章 口吸い


「ドサッ」
次の瞬間、杏寿郎がを布団の上に押し倒した。杏寿郎はいつも結わえている髪をバサッと下ろした。上気した頬、欲情した赤い瞳は艶めかしく光り、の瞳を捕らえている。いつもと違う杏寿郎の姿にはぞくりと興奮した。

見つめ合ったまま、杏寿郎の顔が少しずつ近寄って来る。の心臓はもう部屋中に聞こえているのではないかという位大きな音を立てていた。

杏寿郎は唇と唇が付く少し手前ではっと我に返り、がばっと起きあがって、に背を向けた。

「す・すまない。気持ちよくてつい押し倒してしまった。」
杏寿郎は耳まで真っ赤になっている。
はうるさいくらいの自分の鼓動を聞きながら、何と返答しようか考えている内に、杏寿郎は返事を待たず、
「ちょっと頭を冷やしてくる!申し訳ないが先に休んでいてくれ!」
と言い残して部屋から飛び出して行った。
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