第33章 ※柱稽古
「・・・ね。天元。その・・・まだ足に当たってるんですけど。」
「だから、当ててんだよ。が良ければ続きしてぇ。全然足んねぇ。」
「・・・嫌と言いにくいこの流れ・・・。」
ちゅちゅと天元は首筋や耳に口づけを落とし始めた。
「なんたって俺、6年待ったからな。」
「天元、続きやるなら、中に入れたままが良かったな。・・んっふっんっ。」
「は全部入れるだけで何回も達しちゃうもんな。」
ちゅぅっと吸い付いてあちこちに跡をつけていく。
「うわ~。イジワル~。それは天元もじゃないの?んふふ。くすぐったいよ。」
「俺はが達するたびにぎゅうぎゅう締め付けるからです。」
「そりゃ・・天元のは・・お・・おっきい・・から・・・。」
は言いながら声が小さくなっていく。
「よし、どっちのせいか、も一回確かめようぜ。」
「・・・1回?」
「出なくなるまでがご希望で?」
「明日から、私、柱稽古なんだけど。」
「え?俺もだけど?」
「あなたは竹刀持って見てるだけでしょ?」
「お?追いかけてやろうか?」
「怖い怖い。」
「さ、ほら。観念しろ。」
これはもう諦めが肝心だとは悟った。
「・・・分かった。では、元柱の体力を見せてもらいましょう。」
「煽ってきたな。俺、本当のそういう気の強いところ好き。」
結局明るくなるまで肌を重ね合った。
次の日、当然は40㎏の重りをつけて、天元の稽古に耐えた。