第33章 ※柱稽古
「あんま、褒めんな。」
「ほめて・・な・・・。いや、褒めてま・・す。んんっ。はぁ・・」
「今、気、遣っただろ?」
「ふふふ。ううん・・・。んんっ!あっあっぁっ・・奥までき・・た・・奥・・当たってる。」
は背中に鳥肌がぶわっと広がり、大きな快感が押し寄せてくるのが分かった。
「はーっ、はーっ・・。・・苦し。んっ!あっ・・あっ・・・ごめん。天げ・・ん。足に力が・・入らない。・・動いて・・くれる?」
は動こうと思い足に力を込めて体を少しだけ動かしたが、体を貫く甘い痺れのせいでそれ以上は無理だった。小さく息を吸い、力なく天元の背中に腕をまわし身体を預ける。
「お・おう。・・。・・・お前、そんな気持ちいいの?」天元は満足そうに微笑み、優しく問う。そして、あまりにも扇情的なの姿に、ごくりと唾を飲み込む。は返事の代わりに腕に少し力を込める。天元は小さく「あぁお前、本当可愛い。」と呟くとの背中に腕を回し体を固定する。「ほら。」とゆっくりと下から奥をコツコツとついてやる。するとすぐにまたぎゅーっと締まり、うねうねと絡みついてきた。
「んっ・・あっあっあっあっ・・・あーっ・・あっあっ・・んーーっ」
は体をぐぐっと前のめりに強張らせ、色っぽい声で鳴き、ビクンビクンと体を痙攣させた。余韻に浸るように規則的に体が痙攣しており、達したのが分かる。の声で天元はぶちんと何かが切れた。かっと頭に血が上る。
「うわ・・。お前の中すげー動く。やべぇ・・。」
天元はの腰を持ってだんだん激しく上へ上へ突き上げる。
「うあっ・・あっ・・あっ。天げん・・天げ・・ん。あ・・あ・・。」
突き上げるのに合わせながらから甘い声が漏れ、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。