第33章 ※柱稽古
「ん・・・。ん・・・。はぁ・・はぁ・・んっ」
「そうそう息はいて・・・上手だ。力・・・入れんな。」
は眉間にしわを寄せ、切ない目で天元を見つめる。
「あっっ」
急にの体にぎゅっと力が入り、がばっと天元の首にしがみつく。背中を丸めて腰と背中が小刻みに震えている。
「ごめん・・。天げん・・また、達しちゃ・・あっあっあっあっ・・」
は無意識に腰をがくがくさせながら上下に動かす。
「おい、。動くな。俺もそれやべぇ。」
天元は腰を引き、中のぎゅうぎゅうと絡みつく締め付けになんとか耐える。
2人で目を合わせて肩で息をしながら舌を絡める。しばらく楽しむと、は口を離し、天元の肩におでこを付けて、また腰を下に進める。お互いの中から出てきた液体で少し動かしやすくなっていた。
「んっ・・・後少し?」
腰を進めるたびに感じるのか、の体はもうずっとぴくんぴくんと痙攣している。
「あと・・握り拳1つ分ってとこか。」
すげぇやらしい。と思いながら答える。は天元の腕に自分の腕を絡ませ、手を握る。
「ふふっ・・それは私の拳?あなたの?全然大きさが違う。んっ・・ふふ。」
体をピクピクさせながらもくすくす笑う。
「・・・のだ。おい、あんま笑うな。締まる。くくっ。」
勝手に快楽を求めて動き出しそうになる衝動を抑えながら、天元もつられて笑う。
「それな・・ら。頑張れそう・・。はぁ・・。天元・・。あなたの・・やっぱり‥大きすぎじゃない?」
の目からぽろり、ぽろりと涙が落ちる。