第33章 ※柱稽古

ちゅぱと天元が口を離すと、は惚けた目で肩で息をしている。

「・・・押しのけなくていいんですか？サン。いい顔になってますよ。」
わざと小さな声で耳元に呟き、今度は耳を舐める。
「んんんっ・・。」
耳元でピチャッという音がして、肩の方までぞわっと鳥肌が立ち、身をよじる。

そのまま天元の唇は首筋に下り、いろんな所をチュウっと吸う。首筋、のど、鎖骨と少しずつ下がっていく。
時々唇にも口づけをし、潤んだ目で「はぁ・・」と甘い吐息を漏らし始めたの顔を愛おしそうに見る。

天元の手は寝間着の上からの胸の膨らみをさわさわと揉んでいく。

「でっけーな。」

少しずつ寝間着をずらしながらふくらみに唇を落としていき、しゅるりと帯をほどく。片腕だが、器用に脱がしていく。

「天元も。」とは天元の唇にちゅっちゅっと口づけをしながら帯をほどき、脱がせていく。脱がせてみた天元の体は彫刻のようでしばし見惚れて小さく感嘆の溜息をついた。

「俺の体に見とれちまった？」

天元は満足そうにその様子を眺め、またの膨らみの愛撫に戻る。掌で包み込み、突起を指でつまんだり、口に含んで吸ったりしている。
「ん・・んっ・・・あっ・・。」

口の中で何度も突起を転がされ、は思わず声が漏れる。

「可愛い声だな。」

掌でまた乳房や突起を包み込みながら、の肌にある傷の一つ一つに唇を落としたり、べろりとなめたりする。

「ふふふ。くすぐったい。」
言いながら、も天元の傷を指でなぞる。

ふと天元が、思い立ったようにの手を取り、自分の熱く昂るものに触れさせる。

「ほら。の体見て、さっき当ててたより大きくなってんの分かるか？」

そっと触ってみると、苦しそうに怒張し、膨らんだ先端は先走りの液体で随分湿っている。そのぬるぬると湿った所を褌越しに指先で弄んだり、鈴口を見つけて指を這わせたりしてみるとビクンと脈打つ。咄嗟に天元に手を外された。