第33章 ※柱稽古
「そう言ってもらえるのは嬉しいねぇ。も自分じゃ気づいてねーんだろうけど、子供産んで、肉付きが色っぽくなってるぜ。」
「・・・肉付き?それ褒めてる?」
「褒めてる。毎晩俺、すっげー我慢してるもん。」
「我慢してくれてたんだ。」
「そりゃ、まーなー。俺、一応年上だし、がっつきたくねぇし。」
「でも、そろそろ限界。」
そう言うとごろりと寝返りを打ち、に覆い被さった。
の太腿に天元の硬いものが当たる。
「あ・・足に当たってるんだけど・・。」
「当ててるんだよ。」
反応を見ながら、ぐりぐりと押し付けてくる。
は真っ赤になり、返答に困る。
「お、可愛い顔になってんな。答えにくいみたいだから、言い方を変えるぜ。」
の目を見ながらにやっと笑って言う。
「今からお前を抱くぜ。嫌なら押しのけていい。」
「・・・ん。押しのけさせてくれるの?」
「・・・やってみれば?」
天元はにこっと笑って口づけを始めた。
ちゅっちゅっと軽く口づけをすると、唇の隙間からずるりと舌を入れてぐいぐいと口内をかき回す。
「んっ・・んっ・・・ふっ・・んっ」
クチュクチュクチュと水音が響き、その音がさらに興奮を高める。は首筋がゾクゾクして目の奥が熱くなる。天元は舌が長く、それを駆使してうまく探ってくるので気持ちいい。