第33章 ※柱稽古
「やらしー触り方。出ちまいそうだから、違うところ触って。」
違うところ・・・
は両手の親指と人差し指を天元の胸の突起に当て、軽くつまみながら天元の耳にふーっと息を吹きかけてみた。
「うわっ」
天元の体がピクンと跳ね、息を吹きかけた方の腕には鳥肌が立っていた。
「、今のもやばかったぞ。」
天元は言いながらとすんと頭をの胸元につける。それならばとはその首筋に腕を回し抱きしめる。
「天元。もし嫌じゃなかったら、天元の舐めてみていい?」
「え?」天元は予想だにしなかった申し出に顔を上げてを見た。
「ごめん。おしとやかが好みだった?」
はしまったという顔をして上目遣いで謝る。
「謝るこたーねーよ。驚いただけで。・・・嫌いじゃねーが、最初からしてもらうのも悪ぃし・・・。まぁ・・・でも、確認がてらいいか。」
天元は体を起こし、胡座をかいて座る。そして片手で器用に褌のひもを解く。は天元の前にちょこんと座り、待っている間天元に口づけをする。そっと眼帯に手を伸ばす。
「これ外していい?」
「いいけど・・・見苦しくねぇか?」
天元の返事を聞いて、腕を回して眼帯を外す。
一瞬息をのんで、左目の傷にチュッと口づけをする。
「ううん。びっくりする位艶っぽくて綺麗・・・。鳥肌が立っちゃった。ふふふ。ほかの人の前では外さないで。」
天元の目の前にの胸が来たので、手を伸ばしてやわやわと肌の感触を楽しむように触る。
「へぇ、そんな褒めてくれんの。ほら、もう褌、外せるぜ。」