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気炎万丈【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】【R18】

第21章 報告


は熱も出ず、拒否反応も出なかったので、次の日には退院した。

杏寿郎は家に戻るとすぐに、槇寿郎や千寿郎に子ができた報告をする。

「・・・子ができたのはめでたい。が、俺の記憶でははこの数か月、以前と変わらず鍛錬をし、任務に行っていたようだが・・。それだけでなく、昨夜は輸血をするような怪我をしたと鴉から報告があった。・・・杏寿郎。俺の言いたいことが分かるだろう?」

「はい・・・父上の仰りたいことは分かります。ご心配をおかけしてすみません。」

「違う違う。杏寿郎。あんなに動く母のお腹で無事に大きくなるなんて、よほど逞しい子だぞ。・・・大事にしてやれ。」

「・・・生まれるまで、鬼殺に行かず、家にいてくれるようです。あまり動かないように見て頂きたい。」


「・・・お前の嫁は、俺の言うことなど聞かんだろう・・。」
槇寿郎は苦い顔で杏寿郎を見た。
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