第8章 戸惑い
伊之助と善逸もその様子を見て涙を流していた。
それからしのぶは不死川以外の柱にのことを伝え、不死川に知られないよう、内密に蝶屋敷に集まった。
みんなが蝶屋敷に集まる頃には煉獄も完治はしていないものの、意識を取り戻し、以前のように話せるようになっていた。
胡:「以前にもお伝えしたように、さんは戻ってはきましたが、鬼となっていました。」
宇:「派手にひどい話だ。戻ってきたと思ったら、不死川が1番嫌いな鬼になっちまってるなんてな。」
悲:「死んでいなかったことが救いだ…俺は嬉しい…南無…」
冨:「…」
時:「…鬼になっちゃったなら斬らなきゃいけないのかな…」
小:「俺は信じない信用しない。俺たちを騙して、後から食おうという魂胆なのかもしれない。そうなった場合どうする。誰が責任を取る。いかなる鬼も生かしておくべきではない。早急に首を切ることを要求する。」
甘:「でも…愛する人の名を聞かれて不死川さんて答えたのなら…私は嘘をついてるとは思えないです…」
小:「いくら甘露寺の言うことでもそれには賛成できない。」
杏:「俺は竈門妹も、も鬼殺隊の一員として認める。2人とも血を流しながら人の為に戦っていた。その姿は誰が何と言おうと、鬼殺隊の一員だ。それにはもう負けないと言っていた。それは前に上弦の鬼に負けた記憶があるからだ。あの状況で咄嗟に嘘をつけるとは思えん。」
胡:「その場にいた煉獄さんが言うのだから、私はさんを受け入れていいと思っています。皆さんはどうですか?」
悲:「何かありそうになったなら、俺たちが全力で止めれば良い…」
宇:「俺はまだなんとも言えねぇ。」
冨:「禰󠄀豆子を受け入れているのだから、も受け入れるべきだ。」
時:「今しゃべったの誰…俺はを斬らずに済むならそれでいいです。」
小:「俺は信じない。」
甘:「私は…いいと思うわ。」
杏:「俺も認める。」
胡:「じゃあ6対2で受け入れると言うことでよろしいですね。」