第6章 *鬼
無:「ほう、そんなにお前1人のものにしたいか。それを。」
童:「はい!」
無:「お前にもそのような感情があるのか。だが、気づいているのではないか?を抱く度に、自分の力が増すことを。」
:「そうなの…?」
童:「それは全然気が付きませんでした!」
無:「嘘をつくな。上弦の鬼達にはもっと強くなってもらわねばならん。よって童磨、お前の意思など関係ない。をあやつらの情事に使わせる。こちらへよこせ。」
童:「分かりました。でも無惨様このままを連れて行かれたら俺は生殺しですよ。だから、今日は俺が預かってもいいですか?」
無:「ふんっ、今日までだ。明日には連れてこい。いいな。」
無惨はそう言うと去っていった。
:「童磨っ!私そんなの嫌だよっ!そんなっ…鬼達の慰みものになるなんて…なんで…承諾しちゃったの…」
は泣きながら言った。
童:「ごめんね、。でもあそこで承諾しなかったら、俺もも殺されてたよ。生きるためなら仕方ない。そうでしょ?。」
:「…童磨は、私が他の人にそうされても…いいの?」
童:「、はまだ俺のものにもなってないじゃないか。それなのにそんな言い方はダメだよ。俺のものになるって今言ってくれるなら話は別だけど。」
:「それは…」
童:「ほら、言えないでしょ。ごめんね、、俺今日はもう萎えちゃった。明日、他の誰かにしてもらって。俺もちょっとお腹が空いたから食事してくるよ。」
:「童磨っ、待って…」
パタン
童磨は自分の上からをおろし、身支度を整えると部屋を出た。
童磨は苛立っていた。
童:「ねぇ君、ちょっとこっちにおいで。」
童磨は女の信者を呼びつけると奥の部屋へと連れて行き、食べながら、考えていた。
童:(この子、美味しくないな。きっとはもっと美味しいんだろうな。それにしても俺以外に抱かれるのは嫌がるのに、なんで俺のものになってくれないのかな。まさかまだあの男を想ってるの?もしかしてカナエちゃんの時のこと、話してないのかな。バラしてやれば、も諦めつくのかな。)