第4章 胡蝶カナエ
は珍しくカナエとの合同任務に来ていた。
カ:「ちゃんも一緒に任務なんて嬉しいわー!」
:「私もカナエさんと任務なんて心強いことこの上ないです。」
カ:「嬉しいこと言ってくれるわねー!」
:「この辺ですかね。」
カ:「おかしいわね、人が襲われた気配が全然ないわ。」
:「…」
カ:「危ない!」
カナエが咄嗟にを突き飛ばした。
ドスンッ!
カ:「ごめんなさいね、ちゃん大丈夫?怪我はない?」
:「いえ、ありがとうございます。」
鬼:「おでの攻撃、避けたな?」
2人のいた地面から鬼が出てきた。
:「攻撃というか、罠?」
鬼:「この下におめぇたちのなまかはたくさんいるど。おでがおとした。」
鬼はそう言って地面を指さした。
カ:「だから、襲われた気配が残っていなかったのね。」
鬼:「お前たちも、落として捕まえる。」
サッ、サッ、サッ
鬼はたちを目掛けて何度も穴を移動させた。
:「カナエさん、木に登ればきっと。」
鬼:「むだむだ、おで、木も落とせるお。」
そう言うと、鬼は木の下に穴を持っていくと、あっという間に木がそこから消えてしまった。
カ:「地面を蹴ろうにも、穴があると蹴れないわね…厄介だわ…」
2人が話をしている間にも穴はどんどん2人に迫ってくる。
:「…はっ。地面を蹴られないなら、木が落ちきってしまう前に、そこを蹴ってはどうでしょうか?」
カ:「さすがね!ちゃん!それじゃあ、せーの!」
2人は木に登った。
鬼:「お前たち、ばか。さっきおで木も落とせるって言ったのに。」
鬼は2人が登っている木に穴を近づけた。
木が穴に落ち始めた。
:「…、今です!」
2人は木を蹴って飛び上がり、技を繰り出した。
鬼:「なんだ?」
カ:「花の呼吸 陸ノ型 渦桃」
:「風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐」
ゴトン
鬼:「え?おで、やられたの?やっと、教祖様に、童磨様に、認めてもらえたのに。褒めてもらえたのに…」
2人は悲しい目で、鬼を見つめていた。
そのとき