第2章 従妹ちゃんは、加減が解らない。
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ぐっいっと何かに引っ張られて、ふっと目を開けると、一松が自分のパーカーを脱いでいた。
は、?っと思った。
そして、脱ぎ終わった後に、そのまま何処かに行ってしまった。
は、又眠りに入ってしまった。
パシャパシャっと言う音に、目が覚めて、目を開けると、トド松が写メーを撮っていた。
「///キャッ な、何? トド松お兄ちゃん なんで写真なんか、撮ってんの! 」
トド松が、指を差した方を見ると、何気にある物を持っていた。
え?な、何で?
「私、///一松お兄ちゃんのパーカーを、抱きしめてるの?///又、 怒られる。」
「あのさぁー何で?ちゃんは、そんなに一松兄さんの事 怖がるの?」
「え? 怖かってる訳じゃないよ。
ただ 嫌われてるから...」
「だってさぁ~とっても勘違いされてるよ。一松兄さん。」
台所に居た一松が出て来た。
「ごめんなさい。 一松お兄ちゃんのパーカー、気付かない内に掴んでて~」
シュンっと下を向いた。
の目線に合わせてしゃがむ一松。
「あぁ~俺の方も、ごめん。 けっしてちゃんを、嫌ってないから信じて欲しい。」
涙目になりながら一松を見つめる。
「本当?」 うん 頷く一松。
「じゃーもし、ネコカフェに、行きたいって言ったら、一緒に行ってくれる?」
「あっ あぁ~///い、いいよ。~///」
パアッーっと明るい顔になる。
「良かったね。 ちゃん!」
「うん」
「ところで、体の具合はどう?」
「もう 大丈夫みたいだよ。 これで皆と一緒に行けるよ。」
「良かったよ~」
「ありがとう~ トド松お兄ちゃん、一松お兄ちゃん。」
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