第7章 休日
結局上から目線ではあったものの私達は一緒に暮らすことになった
あなた「わぁ〜♪見てリヒト、すごく可愛い家だね」
リヒト「そうだな……お前の趣味で選んだからな」
あなた「だって可愛かったから…」
リヒト「まぁいいや、中入るぞ」
ガチャ
ドアを開くといきなりリビングだった
階段を登って2階に行くとベッドが一つサイドテーブルが一つ、本棚が一つと生前の私の部屋とそんなに変わらなかった
あなた「わぁ〜中もちゃんとしてる………あれ?…ねぇ、リヒトはどこで寝るの?」
リヒト「あぁ、そうだな。もともと死霊はペットみたいなものだから、部屋なんて用意してくれねーよ」
あなた「そんな……じゃあこのベッド一緒に使お」
リヒト「…………………」
あなた「?」
リヒト「べつに……いいけど」
今の間の意味をこの時の私は全然理解してなかった……………後から自分で言ったことを後悔することになるとは全く思ってもみなかったのだから
あなた「ね〜ね〜、何か食べたくない?」
リヒト「べつに腹すかねーだろ」
あなた「そーなんだけど……食べてみたいの私最後に食事したの一週間ぐらい前なの」
リヒト「……」
あなた「…………死ぬ前に食べとけばよかったな……………クレープ…」
リヒト(そういえばこいつ初めて会った時に街でそんなもん見てたな…)
あなた「…………クレープ……ぐすっ」
リヒト「………あぁ〜もうしょうがねーな」
あなた「………食べれるの?」
リヒト「…ついてこい」