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守りたいもの

第9章 危険


あなた「ぐはっ…」

クラウン「……悪いな、俺もガキに手を上げたくはないんだが……お前らが俺を殺そうとする限り俺もお前らを殺しにかからないとダメなんだよ」

あなた「どうしてもやめてくれませんか……?」

クラウン「言ったろ、これが俺の仕事だ」

あなた「っ…でも、私も…仕事です」

ぜぇぜぇと息を吐きながら私はクラウンを睨んだ

クラウン「けっ…知らねーぞ。どうなっても」

あなた「はぁーー‼︎」

グサッ‼︎

刃を刺したのは私だったはずなのにその刃が刺さっているのも私だった

あなた「うっ……ど…して……」

クラウン「お前がどんなに俺を倒しにかかっても俺はそれをうけることは無い」

あなた「でも……嫌だ!私はみんなを…助けたい、だから戦います」

もう一度刃を手に立ち上がり私はクラウンを睨んだ

クラウン「はぁ〜、仕方ねーな……じゃあ、悪いけど」

クラウンは片手を上へ挙げた

パチンッ‼︎

リヒト「がはっ‼︎」

音がしたかと思うとリヒトが口から血を流していた

あなた「リヒト‼︎」

私はリヒトに駆け寄った

あなた「な…んで……⁈」

クラウン「これでわかっただろ、お前達に勝ち目は無い……大人しく帰れ‼︎」

あなた「……っ」

クラウン「⁉︎」

クラウンは自分の腹に刃が刺さっていることに驚いた

見ると花奏はさっきの場所から一歩も動いていない……けれど確かに先ほどの刃が刺さっていた

クラウン「どういう…こと…だ⁈」

あなた「……闇へ帰れ‼︎」

花奏が言うと

クラウン「ぐはっ‼︎」

クラウンは黒い煙になり消えて行った

リヒト「お…まえ……⁈」

リヒトは花奏の目を見ると絶句した

花奏の目は真っ赤になっていた

あなた「………(ふっ」

しばらくするとその真っ赤になっていた目は徐々に薄くなっていき元の色に戻った

あなた「……リヒト?」

リヒト「………」

あなた「……そうだ、あの男は‼︎」

リヒト「………」

あなた「?……どうしたの」

リヒト「覚えてねーのか」

あなた「?」

私は言われている意味がわからず首を傾げる

ばっ‼︎

するといきなり眩しい光に私達は包まれた

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