第6章 孤独
あなた「…………戻ってきたの?」
リヒト「あぁ…そうみたいだな」
鈴音の最後の「頑張って」はどういう意味だったんだろう………まさか…このことに気づいて
あなた「…ねぇ、リヒト」
リヒト「ん…」
あなた「…もしかして鈴音は私達のことにきづいていたかもね」
リヒト「……分かるのかよ」
あなた「なんとなくね……」
リヒト「幼馴染だからか」
あなた「…それもそうだけど……親友だからかな」
リヒト「…親友ね」
鈴音「………言ってたもんね。みんなをたすけてあげられるようになりたいって」
鈴音は上を向いてフゥっと息をついた
鈴音「花奏ありがとう。私も頑張るね」
鈴音は立ち上がりスカートのほこりをパンッパンッとはらいドアを開けると一歩一歩踏みしめながら教室を出て行った