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守りたいもの

第6章  孤独


先生「えぇ〜これがxとすると」

今は4時間目の数学の時間だ

リヒト「はぁ〜…xかなんだか知らないけどなんだよこのわけのわからない数字らは…頭痛くなるわ」

あなた「えっ…そう。私は数学、好きだよ」

リヒト「はっお前これがわかるのか‼︎」

あなた「うん…一応病院でも勉強してたし」

そう言うと同時に先生が「じゃあ森川、この問題こっちに来てやってくれるか」

リヒト「⁈…」

あなた「どっどうするの」

リヒト「…お前、俺の手になれ」

あなた「は…」

リヒト「強く念じながら手を動かせ…そしたら俺の手も一緒に動くから」

あなた「わっ分かった」

先生「何してるんだ…早く来なさい」

リヒト「はい…」

リヒトが黒板に立ったと同時に強く念じながらノートに黒板の数式を見ながら解き始めた

カッカッ

先生「正解だ…前の学校と範囲が違うかもしれないが…たいしたもんだな」

教室のみんながわぁと歓声をあげる

「キンコーンカンコーン」

終わりのチャイムが鳴った

女子達「ねぇ〜リヒトくん。一緒にお昼食べない」

リヒト「ワルイな、俺こいつと食べるから」

その瞬間女子達の鋭い視線が私に集まった

女子達「そーなの、なら仕方ないわね。また誘うわ。じゃあねリヒトくん♪」

あなた「行っちゃった…」

リヒト「さて…じゃあ行くか」

あなた「鈴音のところだね…」

リヒト「お前、俺の考えてること分かってきてんじゃん」

あなた「そんなことより早く鈴音のところに行かなきゃ」

リヒト「ちぇっ…はいはい」


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