【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった
第61章 海賊同盟
「……"M"ならいないわよ?」
部屋に入ると都合良くモネが一人で居た。
「そうか、どこへ?」
「さァ…趣味の悪い人だから表の戦闘の見物でもしてるんじゃない?」
シーザーは他のもの達に任せると決めた。その為の同盟だ。今頃麦わらとぶつかっている頃だろうと考えながら、ローは自分のやるべき事にとりかかる。
「この島で見たいものは色々見て回った…おれはボチボチここを出るつもりだ。」
「──そう、淋しくなるわね」
意味ありげにモネが呟く。
「ちょっとお前の能力を借りてェんだが…一緒にいいか?」
「あらデート?嬉しい♡」
茶化すようなモネ。
「……」
「ふふ…愛想のない人…なに?」
「行けばわかる」
ようやく真意を聞いてきたモネを部屋から連れ出すために最低限の返答しかしないロー。
「いいわ、退屈してたから」
(…上手くやれよ、トニー屋)
チョッパーを袋のまま部屋に残し、ローはモネと共に部屋を出た。
──────
「よォし!!!今度こそ捕まえた!!!」
シーザー捕獲作戦で自然系で苦戦していたルフィが今度こそとシーザーを捕らえた。
ところが…
「あ……!!」
「!?」
「……!!」
ドサッと雪の上に転がったのは先程までま優勢だった麦わらのルフィ。
「え?」
「……あァ〰️〰️……ハァ、ナメられたモンだぜ…」
シーザーは手を出していない、いや出せなかった。ルフィの力に押されていたはずだとその場に居たもの皆思った。
しかし…
「ルフィ!!?」
ルフィは白目を剥いて倒れたままだ。
「何が起きたの!?今…」
形勢逆転の状況を予期していたかのようにシーザーは微笑む。
「シュロロロロロ…」
インペルダウンでマゼランの毒による死闘を経て、毒の耐性がついた可能性を口にしていたルフィがやられたのだ。
「ルフィ〰️〰️〰️!!!」
何が起こったか理解出来ない仲間達も同様、数分後には雪の上に転がることになるのだった。