• テキストサイズ

【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第61章 海賊同盟


───研究所内


(……なんだ!?嫌な感じだ…っ)

「…………!?ハァ」

ローは部屋を出て間もなく感じだ自身の異変から予期せぬ事態を察知し焦りを感じていた。

「ロー?」

モネもローの変化に気付いていた。

「……!!……誰だ……」

ふらつくローにモネが声をかける。

「どうしたの?」

(なんだ!?この胸が締め付けられるような息苦しさは……っ!!)

「ハァ…」

「大変…苦しそうね…」

ついに床に膝をついてしまったローにモネが不気味な笑みを浮かべ近づいてきた。ローは誰も居るはずのない真っ暗な廊下の先を睨み叫ぶ。

「ハァ……ハァ………そこにいるのは誰だァ!!!」

(他に誰も居るハズが無ェ…これまでずっと調べてきたんだ……だがこの感じはむかし……)

カツン…
カツン…

「おれだ」

靴音と共に聞こえた声にローは有り得ないという思いから叫ぶ。

「ハァ…ハァ……!!何でお前が……ハァここにいる゛……!!!」

「……」

「うふふ」

モネが微笑む。

カツン…

予測できなかった人物が姿を現し、よく通る低い声で目の前で苦しむかつての仲間(ファミリー)に声を掛けた。

「何年振りだろうな、大きくなったなロー」

(何でコイツが…っ!!?)

「彼が何も知らないと本気で思っていたのか?我々とてシーザーを信用してはいない───だから彼は周到に潜り込ませておいたんだ、モネをな」

その人物はローを見下ろし続ける。

「今では王下七武海か…偉くなったもんだ…」

ローは名を叫んだ。

「いつここへ…!!ヴェルゴ!!!」

「──つい今しがたさ…」

ヴェルゴと呼ばれた男は淡々と答える。

「ちょうどドレスローザにいてな…SADのタンカーが出るというので乗って来て正解だったよ」

「ハァ…ハァ…!!何が正解だ……!!おれがお前らに危害を加えたか!!?」

(おれの目的がバレたのか…!?アイツに…!!?)

「既に実害が出ていたらお前はもう今生きていない。大人に隠し事をしてもバレるものだ…ロー」

「……!!!──じゃあ…消えて貰うしかねェな!!!」

ローは鬼哭に手をかけた。

「あぁ…一つ言い忘れてた」

「ウウウァア〰️〰️ッ!!!」

「訂正しろ…」

ゴッ!!!

(…っ!!クソ…なん…で……いまっ…)











「ヴェルゴさんだ……」
/ 409ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp