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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第39章 戦争のアト


※コリン視点

レン兄ぃが頂上戦争に召集された。強いレン兄ぃの事だから心配はしていなかったけど、大将から負傷し意識が無いと直に連絡を受けた時は生きた心地がしなかった。

ここ数ヶ月のレン兄ぃは色々悩んでいそうだったから精神的にしんどかったのかもしれない。本当に色々あった数ヶ月だったもんな…

海軍本部に着くとそこは見るも無惨な光景で沢山の命が失われた事は明白だった。僕だって映像で見ていたけどそれはほんの一部始終に過ぎない。

「レン兄ぃ…」

焦る気持ちを抑え、海兵に案内されるままついて行った。

「!!」

人生で初めて大将を生で見た。案内されたのは青雉ことクザンさんの部屋だって。経緯は知らないけどレン兄ぃは結構やり取りがあるみたい。やっぱりレン兄ぃは凄い人なんだって実感した。

「悪かったなァ。急に呼び出しちまって。」

「いえ…それでどんな状況なんでしょうか?」

「頂上戦争でアイツの役割は戦争への加勢ではなく七武海の監視と牽制だった。戦争の為に召集した七武海だが、アイツらが素直に俺達の言う事を聞くとも思えなかった。だが、海軍の全勢力は白ひげ達に注ぐ必要があった。だからアイツを呼んだ。万が一の時は七武海を押さえる事が出来る力が必要だったからなァ…」

それはレン兄ぃも言っていた。

「だが、七武海の1人とトラブル起こしちまって…」

いつも冷静に物事を判断するレン兄ぃが?と思った。ならこれしかないよね?僕は恐る恐る聞いてみた。

「ミスティ…が絡んでいるんでしょうか?」

「!!……おそらくな。」

「そうですか…」

僕はそれしか言えなかった。レン兄ぃからミスティが任務で死んだって聞かされた時、僕は凄く泣いたんだ。セツナも同じ。そんな僕等にレン兄ぃは謝ったんだ。ミスティがこんな事になったのは自分のせいだって。ミスティが瀕死の怪我を負った時と同じだと思ってそんな事ないよって2人して言ったけど今回は何か違うようだった。

今も1人で苦しんでいるなら僕が傍に居ようと思った。ミスティの代わりにはなれないけど。

「レン兄ぃはどこですか!?」

相手が大将である事を忘れ僕は大きな声で聞いた。向こう少し引いてたけど場所を教えてくれた。

(待っててね!レン兄ぃ!)

僕は走った。
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