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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第38章 海賊とは


「ロゼ・ミスティと言えば分かるだろォ…!?」

「なっ!?」

名を聞いて明らかに動揺するイワンコフ。

「革命軍のスパイだろ?女一人で政府に潜入とは、革命家ドラゴンも相当だなァ…!!」

「ヴァナータ…あの子に何をしたっちゃブル…!?」

「俺の国を知りだがっていたようだったから俺が手取り足取り教えてやっただけだ。あーだが、俺の女にはなりたくねェって事で決裂したから…殺してやったよ!!」

シュッ

「!?」

ドゴーンッ!!

3mを超えるドフラミンゴの身体が吹っ飛んだ。

「ヴァナータ…!?」

「フッフッフッ……やはり六式使いは足癖悪いねェ…!!」

瓦礫を払い立ち上がったドフラミンゴは自分を蹴り飛ばした男に言った。

「お前CP8のスティルハートだろ?クザンのお気に入りの。俺への殺気が隠しきれてねェ…お前、あの女の男か?」

「お前には関係ない」

「フッフッフッ怖いねェ…!!だが、俺を恨むのはお門違いだぜ…恨むんならお前の組織の上とクザン達を恨め…!!」

「…黙れ」

レインは冷静で居ようとすればする程、込み上げてくる怒りを感じた。

「それとも何か?俺がミスティに触れた事が気に入らねェのか…!?」

「!?…どういう意味だ!?」

「そりゃあんなイイ女、抱かねぇ男は居ねェよ!!まぁ、最後までする前に殺っちまったからそれだけは心残りだがなァ!!」

「指銃」

ズキュゥゥン!!

レインの強烈な一撃がドフラミンゴを貫く。

「くっ…!フッ、その技あの女も使えるんだろう?利き手と軸足を使い物にならなくしたのは正解だったなァ…!!」

「お前っ!!」

「何て酷いこと!!動けないあの子を…」

「あァ?革命軍も世界政府も助けに来なかったなァ!!火拳のエースはこんなに仲間が助けに来たのによォ…!!」

「くっ…」

「お前達、政府も革命軍もあの女を利用するだけ利用して最後は切り捨てたんだ…!!泣いてたなァ?仲間に裏切られたと知った時。可哀想な女だ…!!だがよ、またその顔がたまらなく唆る顔だったぜ?」

「もう止めな…」

レインを挑発するドフラミンゴを止めようとイワンコフが動いた時…

ギュイー…ピュン!

「!!」

ズズゥン!!!

「おわ!!」

すっかり蚊帳の外だったパシフィスタと化したくまによる攻撃でイワンコフが吹っ飛んだ。
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