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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第32章 9番目の正義の名のもとに


邪魔に入ったのはパウリーとニコ・ロビンを追ってきた麦わら達。

「やれやれ…」

俺は横目でパウリーを見た。

「ハァ…アイスバーグさん……こりゃ一体何がどうなってるんですか!!!ハァ…ハァ…」

「……!!パウリーてめェなぜ逃げねェ!!!」

流石のパウリーも気づくだろう。

「何なんですか…!!!まるでこいつらが………!!!あなたの命を狙った犯人みてェに……!!!お前ら何でそんな格好してんだ……!!!」

「……。」

「おい!!カリファ!!ブルーノ!!カク!!ルッチ!!」

俺は口を開いて告げた。

「パウリー…実は俺達は政府の諜報部員だ。まァ謝ったら許してくれるよな…?共に日々…船造りに明け暮れた仲間だ、俺達は…突然で信じられねェならアイスバーグの顔でも…踏んで見せようか……!!!」

「ちゃんと喋れんじゃねェかよ!!!!バカにしやがって!!!」

叫びながら事もあろうかこの俺に攻撃を仕掛けてきたパウリー。舐められたもんだな、俺も。

「指銃」

ドキュゥン!!

「!!!?」

俺の技がパウリーの身体を貫ぬいた。

「無駄に耐えるな…俺達は人界を超える技を体得している。長い訓練を重ね人体を武器に匹敵させる武術"六式"…これを極めた一人の強度は百人力に値する。」

パウリーにトドメを刺そうとした俺に麦わらの横槍が入った。こちらも愚かだな。パウリーの味方になったようだがそんな事は関係ない。ニコ・ロビンもこちらの手中にある。

自分の願いを成し遂げる為ならどんな犠牲も厭わないというニコ・ロビンを先に行かせ俺達4人は六式を炸裂させた。

「…環境が違う…!!我々CP9は物心ついた頃より政府の為に命を使う覚悟と"人体の限界"を超える為の訓練を受けてきた…そして得た力が6つの超人的体技"六式"。よく身にしみたハズだ。世界政府の重要任務を任される我々4人と…」

俺達の足元にも及ばない麦わら達を見下ろし言い放った。

「たかだか一海賊団のお前達とのケタ違いの戦闘力の差が…!!!」

時間だとカリファに言われた俺は最後に俺の悪魔の実の能力を発動した。豹の姿になった俺は懲りずに向かってきた麦わら達を六式で吹っ飛ばしガレーラカンパニーを後にした。

「一市民が巨大な政府に…盾突くものじゃない。」

5年世話になったガレーラカンパニーが燃えていくのを見ても何も感じなかった。
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