【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった
第30章 誤算と裏切り
『やめっ…っく!』
ピチャピチャ…
ミスティが先程締めたファスナーは半分まで下ろされそこから覗く豊満な乳房はドフラミンゴの手により形を変えながら赤い痕が増えていく。
ミスティは身体を這うザラザラした舌から逃れようと抵抗するが力でねじ伏せられビクともしない。
「フフフフフッ…強気な女は嫌いじゃないぜ!」
『なっ…んんっ!』
乱暴に口を塞がれたかと思うとドフラミンゴの舌がミスティの口内を犯していく。静かな部屋に2人の吐息と唇の合わさる卑猥な音だけが響く。
(このままじゃこの男に抱かれ犯される…!一瞬で良い、一瞬でも隙をつければっ…!)
ミスティが必死に考えている間もドフラミンゴのキスは激しさを増していく。
(…やるしかっ)
ミスティは覚悟を決めた。力の抜けたミスティの身体に気付いたドフラミンゴが合わせていた唇を離すと赤いルージュの乱れが色っぽいミスティの妖艶な顔が目に映った。
「おいおい…そんなに俺とのキスが良かったのか?その顔唆るねぇ…っ!?」
自分との行為で乱れた姿を見せている事に興奮しているドフラミンゴだったが、今迄抵抗していた女の腕が自身の首に絡められた時は流石に驚いた。
「どうした?漸く俺に抱かれる気になったか?」
ミスティは首に回した腕でグッと引き寄せドフラミンゴの頬に触れ言った。
『もっとして…キス』
今迄極上と言われる女達を侍らせてきたドフラミンゴでさえミスティの色香をたっぷり含んだ妖艶な挑発には抗えなかった。早くと強請るミスティの赤い唇に噛み付いた。首に絡まる腕により先程よりも密着度が上がりお互いの唇がより濃く合わさる。
『んっ…ぁん…んふっ』
「はぁ…セレナ…俺の女になれっ…」
『はっ…私はっ…』
"お前の気持ちが俺にまだあるなら今度こそ俺の女になれ"
"俺はお前が好きだ"
"ミスティ…愛してる"
(レインっ…!)
『お前の女になる気など無いっ!!』
同時にミスティの一撃がドフラミンゴの肩を貫いた。
「ぐっ!」
ミスティは一瞬身を引いたドフラミンゴの隙をつき距離をとった。
「フフフフフッ…漸く本領発揮か?」
『…どういう意味?』
「俺がお前の正体に気付いていないとでも思ったか?CP9、ロゼ・ミスティ!」