第2章 二夜目.ファンには夢を、君には愛を
もうすっかりとろとろになったそこから、大和が指を抜く。子宮が、早く大和に来て欲しいと下りていた。
彼のギラついた瞳が、朦朧とするエリを見下ろす。右手で反り返る肉棒を支えて、先端を入口へと当てがった。
荒くなっている息の合間に、大和はエリの名を呼んで。それからゆっくりと腰を押す。
『っ、あっ、ん あぁぁっ!』
最も太い頭に続いて、長い竿がずずずっと押し込まれていく感覚に、エリは堪らず悲鳴じみた嬌声を響かせる。
エリは、付け根まで全部を飲み込んだ。ひいひいと苦しそうな息を吐く彼女を、大和は食い入るように見つめる。恥ずかしいだとか電気を消して欲しいだとかいう余裕なんてものは、とっくに失せている。
大和はそんなエリの表情に魅入ったまま、今度は自身を抜きにかかる。ゆっくりと、あまりにもゆっくりとした動作であるから、大和の形がはっきりと伝わって来るようだった。上がって来る声を我慢出来るはずもなく、エリは喘いだ。
「エリ…、っ…気持ち良い?」
『ぅ、う、気持ち、良い…っ、あぁっ、もっと!大和っ、動い…っ』
「ん…、俺も、限界」
大和は苦笑うと、さきほどギリギリまで抜いたものを今度は一気に押し込んだ。
エリは短く叫んで、熱い飛沫を大和とシーツに浴びせてしまう。
もっとそんなエリの乱れた姿を見たくて、大和は腰を揺すりながら陰核を捏ねる。
『ん、ぃ、あ!!やま…っ、それ、同時…っ、らめっ』
「…ごめんな。可愛いエリの頼みでも、それは聞いてやれないわ。
なぁ、もっと俺に見せて。俺だけにしか見せないその乱れた顔」