第5章 錬金術師の戦い
エド「………て言うか、"ダーク"って誰?」
アル「この人だよ」
アルフォンスの視線の先に居るダークをエドワードは見た
『…どうも』
エド「えーっと、どうも…」
エドワードはプイッと顔を背けて挨拶したダークにぎこちない挨拶を返した
アル「ダークさんはちょっと人見知りなんだって、兄さん」
エド「人見知り?」
アル「うん。 ねー、ダークさん?」
『はい』
クルッとダークはアルフォンスを見て頷いた。 そんなダークを見てエドワードはつまらなそうな顔をした
エド「…ま、よろしくな…」
『…はい』
「俺達の他に機関室に二人、一等車には将軍を人質に四人。 一般客車の人質は数カ所に集めて四人が見張ってる」
縄でグルグル巻きに縛られている男が状況を話す
エド「あとは?」
「本当にこれだけだ!! 本当だって!!;」
笑顔で拳を握るエドワードにおびえる男。 少しトラウマになってしまったようだ←
「まだ十人も!!?」
「どうするんだ。 仲間がやられたと分かったら奴等報復に来るんじゃ…」
他の乗客達に不安の表情が浮かぶ