第5章 錬金術師の戦い
「…この状況でよく寝てられんなガキ;」
ダーク達が居る車両を見張っていた一人の男が呆れたようにエドワードを見る
「おい! 起きろコラ!」
すぴーすぴーっと心地よさそうに眠っているエドワードを起こそうとした男は、手に持っている銃でエドワードの頬をつつく
=ガシッ=
それを阻止するようにダークが男の銃を掴んだ
『…彼は寝ているのです、そっとしておいてあげたらどうですか…?』
「テメッ…! 俺に逆らう気か!!」
=ガンッ!!=
男はダークの掴む手を振りほどこうとして銃を振ったら、ダークの頬に直撃して唇が切れて血が垂れた
アル「ダークさん…! 大丈夫ですか!!?」
「…ハッ! 大人しくしねぇから悪いんだよ…、人質らしくしてろよ"チビ"!!」
=ドゴンッ!!=
突然くわっと目を開いて起き上がったエドワード
「お? 何だ、文句あんのか」
男はズイッとエドワードの額に銃口を向けたが、エドワードは銃を挟んで両手を合わせた
その瞬間
=バシッ!!=
「うおっ!!?」
突然光り輝き
「なんじゃこりゃあ!!? ぶっ!!!!」