Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第51章 生き方
ときどき俺は心の中で自分に問うときがある。
一体どこまで行けば、いいのか。
どこまで行けばたどり着けるんだと。
終わりのない日々をどうすればいい?
本当の自由にたどり着けるのはいつだ?
自由になったら、ただただお前といたい。
そこがどんな場所でもいい。
どんな場所でも必ずお前は、美しいものだけを俺に見せてくれるからだ。
美しい音も聴かせてくれる。
匂いも、生きているという感触も。
全部お前が教えてくれる。
だから俺の人生にはお前しかいらねぇんだ。
だから俺は…
どんなに孤独が訪れようと、どんな痛みや苦しみを受けようと、感覚だけは閉ざしたくねぇと思ってる。
お前を感じられなくなるだろ。
俺がいつだって全力で戦い抜いて来られたのは、ただいつもお前の存在があったからだ。
俺はいつも1人じゃねぇんだと、そう初めて思えた日から俺の中で何かが強く変わった。
お前の笑顔が見たくて…
月みてぇに眩しくて、どうしようもないくらい愛おしいお前の笑顔がみたくて生きているだけ。
永遠がないのは分かっているが、終わりだって近くに感じない。
だから
きっとまだまだお前の顔を見られるよな…
たとえこのまま朝日が昇らなくても、
たとえ全てを失っても、
「ルーナ…早くお前を抱きてぇ…」
自分で慰めるなんて言ったが、そんな寂しさが募るだけのことはしたくねぇな…
寂しいなんて感情、お前に出会うまで1度も感じたこと無かったってのに…
余計な感情まで俺に与えないでくれよ…
また朝が来るのが憂鬱だ。
俺はお前に出会ってから、独りで迎える朝が大嫌いになった。
同じ朝なのに、ただ虚しさだけを感じるんだ…
"皆、何かに酔っ払ってねぇと、
やってられなかったんだなぁ。"
ケニー、お前は正しかったな。