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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第49章 生死


"月は感情を増幅させるけど、悪いことばかりじゃない。人を素直にさせたり優しい眠りを与えてくれる…"


リンク、お前の言っていたことは正しい。



「愛してる…」

ルーナの口からも吐息と共に静かに漏れたその言葉。


愛は、
人生で最も素晴らしい、生きる力であると思った。

たとえ永遠じゃなくても…
愛は消えない…

愛する人が死ぬことはあり得ない。
だって愛は不滅なのだからと…

今だけでもそう思わせてほしい。




「好き…好き…愛してる…リヴァイ…」


だからずっと

「そばにいて…なにがあっても私の元へ戻ってきて…」



泣きじゃくりながら言うルーナ。

ああ、今夜は満月だからか…
だからこんなにも心が素直になってしまう…



「言ったろうが。俺は死ぬために戦ってるんじゃない。お前の元へ戻って…またこうしてお前を抱きしめるために…それだけのために生き残ってる。」


リヴァイは、嗚咽を上げて感情のまま泣くルーナをキツく抱き締めた。


「だから約束してくれ。お前も、必ず生きて俺のそばに戻ると。こうして俺に抱かれるためだけに戦い抜くと…」

嗚咽と泣き声が大きくなっていく。
そのせいで自分の声は聞こえていないんじゃないかと思い自嘲気味に口角を上げたが、きちんと聞こえていたようだ。

「っく…っう…約束…っ…するっ……」


そう言いながらルーナが脱力し床に座り込んでしまった。
リヴァイも膝をつき抱きしめながら背中をさする。

「もっと泣け。今まで溜め込んでた分全部吐き出せ」


するとルーナはますます声を大きくして泣きじゃくった。

まるであの時みたいだと思った。
初めてルーナの涙を見たあの日…
泣き腫らしたまま腕の中で眠ってしまい、翌日別人のように目が腫れていて…

きっと明日もあの時みたいに…

リヴァイは心の中でフッと笑った。


お前の顔がどうなろうと関係ない。
もっと泣いてもっと心の重圧を軽くしてほしい。
全てを吐き出して、そして美しい光を放ち続けて欲しい。

俺もお前に光を放つから。
だからお前もそれを反射してくれ。

互いのそれがどんなに眩しくても、
絶対に目を背けずにいられる。

俺らなら。必ず。
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