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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第49章 生死


つまり…


「俺は死を恐れてるんだ…」

ルーナの耳元で、枯れた声で呟くように言った。



"兵長、あなたは死を恐れている"

昔、クラムに言われた言葉だ。


そうだ。お前は正しいことを言っていた。
そして見抜いていた。

リヴァイはそれを噛み締めるように目を瞑った。






"生き残ることで、逆に死ぬことの怖さも知った"


違う…

バリスは思った。

違いますよ、兵長、あなたは…

死を恐れているんじゃない。

愛する人を守れなくなるのを恐れている。
愛する人の人生が変わってしまうことを恐れている。


自分が死ぬことによって、
もうその人の傍らでその人を守ることができないことを恐れているんだ。




自分の死によってルーナさんの人生が大きく変わる。

誰かの死によって誰かの人生が大きく変わる。


それをリヴァイ兵長は誰よりも一番よくわかっている。
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