Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第49章 生死
「生き残ることで、逆に死ぬことの怖さも知った。
いくら俺が強くても、1人で戦ってるんじゃないことはわかってる。時には自分を犠牲にして戦わなくてはならんことも……それでも…」
それでも…
俺は…
「俺は死にたくねぇと思ってる。妻のために死にたくねぇと。そういつも思ってる。」
生きたい。
お前のために。
「俺にとっては、自分の命は大切だ。生きることは、何より大切だ。…なぜならそれは、妻のためでもあるからだ。」
ルーナの抱き締める腕がきつくなるのが分かり、リヴァイは人前ではあまりしたくなかったが、堪らず抱き締め返した。
鼓動が早い…
リヴァイはルーナが生きていることを実感するように、目を瞑った。
「仮に、俺が死ぬことが、あいつの…エルヴィンの命令だったとしても…俺は絶対に従わなかっただろう。」
お前との約束を破るなんて…
お前を1人にして死んでいくなんて絶対にできねぇ…
あの日、注射薬で眠っているお前を1人取り残して、俺は誓った。
必ず生きて帰ると。
たとえ腕がなくなっても、足がなくなっても、何があっても戻ってくると。
たとえ死んでも…それでも俺は戻ってくる。
生まれ変わってでも必ず!お前の元へ…