Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第8章 帰還■
リヴァイもまた、理性は失われつつあった。
ただ自分の今の感情はよくわからない…
己の中にある何かを発散したいだけかもしれない…
それか、ただただなにかに溺れてなにかを忘れ去っていきたいのか…
「んあっ...ちょっ...と待っ...てよ、リヴァイ...心の...準備が...まだ...」
「ん?ほんとか?」
そう言ってリヴァイはゆっくりとルーナの下着の中に手を忍ばせ指を滑らせていく。
「ふっ...!...う...んんっ...」
そこは既にじっとりと濡れていた。
リヴァイは指をゆっくり差し込み動かすと、ルーナは声を押し殺すため、自分の腕を口に当て強く噛んだ。
「これは...準備ができてるってことじゃねえのか」
リヴァイはルーナの赤らんだ顔を見て更に指を大きく動かした。
くちゅくちゅといやらしい音が鳴り響き、ルーナは恥ずかしさで我慢の限界だった。
「んんー!んー...んはぁ...うっ!んん!!」
声にならない声がルーナの噛む腕から漏れる。
膣が収縮を繰り返し、リヴァイの指が奥へと吸い込まれていくのが分かる。
リヴァイはルーナの下着を下ろし、一糸まとわぬ姿を露わにさせた。
「リ...リヴァイも...」
潤んだ目で自分を見上げて懇願するルーナに、ハッと息を飲む。
これでもかというほど扇情的な心を煽り立てられ、リヴァイは正直自分の欲情を押し殺すのにも限界が近づいていた。
強請るようにリヴァイを見つめてくるルーナの頬にキスを落とし、自身もズボンと下を脱ぎ去る。
ふいに、罪悪感にも似た感情が押し寄せてくることに気がつく。
それとも親友を救えなかったことの贖罪か…
でももう止められなかった。
これが甘えというのだろうか…
「なぁ…このタイミングで聞くのも変だと思うんだが…お前を抱いてもいいか?」
ルーナはリヴァイの手をゆっくりと握り、指を絡ませた。
「うん。いいよ…その代わり、抱いてほしいと思ってる私に何も聞かないで…私も何も聞かないから…」
「・・・わかった。」
お互いにお互いが好意を持っている。
それは実はもうとっくに分かっていたことだったかもしれない。
だから自然にお互いを受け入れようとしていた。
なんの戸惑いもなく。
そして今だけは
忘れたかった。
全てをただ、忘れたかった。