Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第48章 才能
部屋に入るや否や、リヴァイがルーナを突然抱きかかえあげ、ソファーに押し倒した。
「なっ、どうしたの」
馬乗りになられ、ルーナは目を見開いて唖然とする。
非常に不機嫌そうなリヴァイがルーナの手を取り怪我をした指を舐め始めた。
「っ…リヴァイ…し、しみるよ」
「我慢しろ。消毒してやってんだ」
そしてその指を深くまで口に入れ舐めしゃぶった。
そのまま視線をルーナに落とす。
生暖かく柔らかい舌の感触と、リヴァイの歯が当たっていてなんとも言えない快感が上ってきてしまう。
官能的なその姿で見下ろされ、目を逸らせなくなる。
「っ…あ…」
艶かしい水温を立ててずるりと指がひきぬかれた。
それと共にリヴァイの口から透明の糸が指と繋がる。
「なぁお前…俺が実は嫉妬深いことを知っているよな?」
突然そんなことを言われてもルーナは押し黙ってしまう。
「知っていて他の男を強請るようなマネはよせ」
「え…そんなことしてない」
「チッ。なんにも分かっちゃいねぇようだな」
グッと両頬を捕まれ荒々しくキスが落とされる。
熱い舌が絡められ、唾液を注がれる。
「んんっ…」
飲み込みきれないそれが口の端から流れ始める。
乱暴に吸われたかと思えば何度も角度を変えて繰り返される口付けに、ルーナの表情は歪んでいき全身の力を奪われていた。
「は…たまんねぇなその顔…」
「はぁ…はぁ…リヴァイまって…」
リヴァイは嫉妬心と共に完全に情欲を掻き立てられていた。
冷徹な目で見下ろしながらルーナの服を脱がし始める。
「ちょ…とっほんとにっ、待って!私たち汗まみれなんだから先にお風呂にっ」
「ダメだ。お前はこういう状況になるとすぐにそうして風呂へ逃げやがる。」
「別に逃げてるわけじゃ!」
また唇を塞がれそのままボタンを外されていく。
音を立てて唇が離れた。
「今日こそは、そうはさせねぇからな。俺を怒らせた罰だ」
ルーナは意味がわからなかった。
いつ自分がリヴァイを怒らせたのか、思い当たる節がなにもない。
「ね、ねぇ待ってよ、どゆ、ことっ」
抵抗も適わずあれよあれよと服が脱がされていく。