Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第8章 帰還■
リヴァイは自分の部屋にルーナの手を引っ張り押し込んだ。
扉を閉めた瞬間すぐにルーナを壁に押しやり、噛み付くように唇を重ねた。
「っ、ん……っ」
リヴァイの舌が入り込み、ルーナの舌を絡めとると、彼女の頭に手を回し、さらにグッと自身の唇へ押し付ける。
歯列をなぞり、奥まで忍び込まれ、お互いの口からお互いの唾液が流れ出た。
時折ルーナの舌を吸い、苦しいくらいに口内が犯されていく。
「っ、リヴァイっ……」
酸素を求めて唇が離れたかと思えば、すぐにまた唇を塞がれた。
何度も何度も角度を変えて侵入してくるそれをルーナは一生懸命受け入れた。
口内から伝わる快感が全身に血液を送り込んでくるのが分かる。
子宮が疼き始め、頭がくらりと揺れ動いた。
あぁ……やっぱり私は……
この人のことが好きなんだな……
「ひゃあっ!」
突然担がれたかと思えばベッドに寝かされ、覆い被さるようにリヴァイがルーナの体を跨り見下ろしてきた。
「嫌なら全力で逃げろよ」
「・・・嫌じゃない、よ…」
恐る恐る目を合わせると、ゾッとするほど美しく色気のある男の顔があり、思わず息を飲む。
乱れた髪から覗く美しい切れ長の三白眼が熱を帯びた視線が突き刺さる。
ルーナは自分の鼓動が早くなるのを感じた。
こんなのはいつぶりだろう...
恥ずかしくなって顔を横に背けると、ルーナの顎を持ち、
「こっちを見ろ」と強引に引き戻される。
そんな顔で見られたら…
どうしていいのか分からなくなる…
胸が苦しくなる…
あなたはどうなの。
瞬きがどんどん遅くなる。
溺れてもいいのかな…このまま…
あなたと共に辛いことを忘れて…
このまま…
ルーナの理性は徐々に失われて行った。
これを甘えというのかもしれない。
もしくは…
「リヴァイ……あなたも解放して……」
いいよ……
私を利用して……
私の身体も心も全部……
顔には出さない泣きそうなほど悲しそうなあなたを、あなたの傷を、少しでも癒せることができるなら……