Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第46章 烟月
「ーん…あ…ふっっ…」
突然振り向かされ、強引に唇を奪われた。
荒々しく舌が割り込んできて口内を蹂躙される。
強く後頭部を押さえつけられ、されるがままになってしまったが、しばらくしてルーナもリヴァイの首に腕を巻き付け、何度も角度を変えて舌を絡めた。
互いに我慢できないといった様子で息遣いが荒くなる。
乳房への愛撫も激しくなっていき、口の端から喘ぎ声が漏れた。
ルーナはリヴァイのその手を優しく掴むと、唇を離した。
「リヴァイ…お風呂は…?」
「チッ、またこの流れか?お前は本当に…」
「今回はリヴァイが入れって言ったんじゃん」
「・・・」
何も反論できなくなったリヴァイの手を引いて浴槽へと急いだ。
「また俺にお預けを食らわせたな?これもてめぇの性癖かなんかか?」
「もうだから今回はリヴァイから言い出したことでしょ?」
ルーナが浴槽の中でリヴァイの体にもたれかかりながら文句を言う。
リヴァイはなんとか欲情を抑えるように極力乳房を避けて包み込む。
暖かい蒸気と心地よい香りが立ち込め、2人の複雑な心情が溶かされていくのがわかる。
こういう時には、話したいことも素直に言える気さえするものだ。
「ルーナ…」
「…うん?」
先に口を開いたのはリヴァイだった。
「すまない…」
「・・・」
何が?と言ってこないルーナに対してリヴァイは耳元に軽くキスをした。
「辛い思いをさせたな…」
「・・・」
ルーナが俯いてしまったのが分かるが、それでもリヴァイは続けた。
「昨夜、地下で確かめてきた。
聞かせてくれ。お前がなぜ…あれを飲んだのか…」
ルーナの体が小刻みに震え出したのがわかり、リヴァイはギュッと腕に力を込めた。