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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第43章 神と善悪


ルーナが目を覚ますと、3つの顔に覗き込まれていた。

あれ?私の顔を覗いてたのはリルだったはず…


「ルーナ…大丈夫かい?」

初めに耳に届いたのはハンジの声。


全部夢だったのかな?

そう思いながら体を起こそうとするが、上手く力が入らない。

やはり夢じゃなかった…
そう思った。


確か副作用が強いって、言ってたっけ。


「ルーナさん?」

次に聞こえたのは心配そうなバリスの声。


「はぁ…ルーナお前…何をしていた」

リヴァイの冷たい声が届き、目を瞑る。

「何をしていたかと聞いてるんだ」

「ま、まぁそう怒るなよリヴァイ…」

「いいや、こいつはお前らに散々迷惑かけたんだ。
ルーナ、まずはハンジとバリスに謝れ。どれだけお前のことを心配し探し回ってたと思ってる」

ルーナは辛辣なその言葉に顔を歪めて目を開いた。

「…ごめんなさい」

かすれた声で小さく言った。


「私らのことはいいんだよ…とにかく無事でよかった…」
「そうですよ。ルーナさんがこうして今もここにいるなら。」

しかし2人は心中穏やかではなかった。
恐らく1人で地下街へ行き、何かを飲んだのだとリヴァイから聞かされてますます心配は募るばかりだ。


「悪ぃが、こいつと2人だけにしてくれ。」

確かにリヴァイと2人だけで話をさせた方がいい。

そう思い、ハンジとバリスは神妙な面持ちで頷いて部屋を出て行った。
しかしハンジだけはこの時すでに思惑があった。

ルーナ…まさか…
いや、まだ分からないからなんとも言えない…
だってあの時君は…
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